日々のコンピュータ情報の集積と整理

Dr.ウーパのコンピュータ備忘録

2014年12月16日火曜日

リモートデスクトップ先のウィンドウをプリントスクリーンでキャプチャすると画像がずれる

イントロダクション

私は普段 Windows Vista Business のパソコンから、Windows 7 Professional のパソコンへリモートデスクトップ接続をして、操作することがよくあります。


そして、リモートデスクトップ接続の、単体のウィンドウのみを画像としてスクリーンキャプチャするために、キーボードの「Alt + Print Screen」を押してクリップボードにそのウィンドウの画像を格納し、リモートデスクトップ接続のパソコンにて、画像を取り込んでいます。



リモートデスクトップ接続先でスクリーンキャプチャし、 クリップボード経由で画像をコピーする
リモートデスクトップ接続先でスクリーンキャプチャし、
クリップボード経由で画像をコピーする


ふと、スクリーンキャプチャした画像を見てみると、ウィンドウの右端が、画像の左端に回り込んでいるという現象に気が付きました。


リモートデスクトップ先のウィンドウをプリントスクリーンでキャプチャすると画像がずれる

以下の画像が、リモートデスクトップ接続でスクリーンキャプチャした画像を、リモートデスクトップ接続のパソコンで画像として取り込んだものです。

リモートデスクトップ接続先のメモ帳のウィンドウのみを 「Alt + PrintScreen」でキャプチャしたもの ウィンドウの右端が、画像の左端に回り込んでいる
リモートデスクトップ接続先のメモ帳のウィンドウのみを
「Alt + PrintScreen」でキャプチャしたもの
ウィンドウの右端が、画像の左端に回り込んでいる
(分かりやすくするため、拡大)

リモートデスクトップ接続先のメモ帳のウィンドウのみを 「Alt + PrintScreen」でキャプチャしたもの ウィンドウの右端が、画像の左端に回り込んでいる (拡大)
リモートデスクトップ接続先のメモ帳のウィンドウのみを
「Alt + PrintScreen」でキャプチャしたもの
ウィンドウの右端が、画像の左端に回り込んでいる
(拡大)

上記の画像で分かるように、メモ帳のウィンドウの右端が、画像の左端に回り込んでいます。

画像を拡大してみると、回り込んでいる画像の幅は 3px でした。
おそらくですが、これはリモートデスクトップのソフトウェアの不具合ではないでしょうか。


対策

ウィンドウの淵が 3px 右側から左側へ回り込んだくらいでは、画像への影響は少ないため、ウィンドウの様子を画像として第3者に伝える用途では、その目的を阻害するほどの問題にはならないはずです。

しかしながら、見栄えは悪くなってしまいます。
そこで、ウィンドウの淵が右側から左側へ回り込んでいない画像として保存するための対策を考えます。

(1) リモートデスクトップ接続元で画像処理をして正常な画像として保存する

リモートデスクトップ接続先でウィンドウのスクリーンキャプチャした画像を、リモートデスクトップ接続元の画像編集ソフトへ張り付けると、ウィンドウの淵が右側から左側へ回り込みます。

そこで、画像編集ソフトでその画像を編集し、画像の左 3 px 分の画像を画像の右端へ移動し、更に全体を左へ 3px 分移動します。

手間はかかりますが、既に画像がずれた状態で保存してしまった場合などには有効な手段です。


(2) ウィンドウのみをスクリーンキャプチャするのではなく、画面全体をスクリーンキャプチャして、ウィンドウの部分のみを切り抜く

 リモートデスクトップ接続先の画面をスクリーンキャプチャして、リモートデスクトップ接続元の画像編集ソフトへ張り付けると、3px 分ずれます。

そのため、その分を織り込んで、ウィンドウのみの画像ではなく、デスクトップ全体の画像をキャプチャします。

そして、リモートデスクトップ接続元の画像編集ソフトでウィンドウのみを切り抜きます。

デスクトップ全体をコピーして、ウィンドウの部分のみをクリッピングする
デスクトップ全体をコピーして、ウィンドウの部分のみをクリッピングする


(3) プリントスクリーンした画像をリモートデスクトップ接続先のパソコンで画像ファイルとして保存する

リモートデスクトップ接続先でスクリーンキャプチャした画像は、そのままリモートデスクトップ接続先で画像編集ソフトへ張り付ければ、画像のずれが発生しませんでした。

そこで、リモートデスクトップ接続先で画像編集ソフト(ペイントなど)にて、画像ファイルとして保存して、その画像ファイルをリモートデスクトップ接続元へコピーする方法があります。

リモートデスクトップ接続先で画像編集ソフトにスクリーンキャプチャした画像を貼り付け、 画像ファイルとして保存して、リモートデスクトップ接続元へコピーする
リモートデスクトップ接続先で画像編集ソフトにスクリーンキャプチャした画像を貼り付け、
画像ファイルとして保存して、リモートデスクトップ接続元へコピーする


(4) プリントスクリーンした画像を画像編集ソフトへ貼り付け、その画像データをクリップボードへコピーする

(3) では、スクリーンキャプチャした画像をリモートデスクトップ接続先で画像編集ソフトに張り付ければ、画像のずれが発生しないことが分かりました。

更に、そのリモートデスクトップ接続先の画像編集ソフト上で、その張り付けた画像の全体を選択して、クリップ―ボードへコピーすると、リモートデスクトップ接続元の画像編集ソフトへ張り付けても画像のずれが発生しないことが分かりました。

スクリーンキャプチャした画像をリモートデスクトップ接続先で画像編集ソフトへ貼り付け、 その画像を全選択してクリップボードへコピーすると、 リモートデスクトップ接続元の画像編集ソフトへ張り付けても画像のずれが発生しない
スクリーンキャプチャした画像をリモートデスクトップ接続先で画像編集ソフトへ貼り付け、
その画像を全選択してクリップボードへコピーすると、
リモートデスクトップ接続元の画像編集ソフトへ張り付けても画像のずれが発生しない


まとめ

リモートデスクトップ接続を用いて、接続先のスクリーンキャプチャを、接続元へ張り付けると画像がずれる現象があることが分かりました。

また、その現象を避けるための方法があることが分かりました。

少し手間がかかりますが、ちょっとの手間で正常なスクリーンキャプチャ画像を取得することができます。


この動作を検証した作業環境

具体的な作業環境は以下のリンク先のページを参照してください。

私の作業環境 - Dr.ウーパのコンピュータ備忘録
http://upa-pc.blogspot.jp/2012/12/blog-post_16.html#main_note_pc

私の作業環境(2) - Dr.ウーパのコンピュータ備忘録
http://upa-pc.blogspot.jp/2014/05/env2.html








関連記事

関連記事を読み込み中...

同じラベルの記事を読み込み中...