日々のコンピュータ情報の集積と整理

Dr.ウーパのコンピュータ備忘録

2015年2月17日火曜日

ウェブマスターツールの注意点:検索クエリデータの保存期間は過去90日分,もっと短いデータも

イントロダクション

WebサイトやBlogなどのインターネット上のページを管理している人にとって、Googleが提供するウェブマスターツールは必須でしょう。



ウェブマスターツールを使用すると、自分自身が所有する Web ページに対しての、Google検索からのアクセス状況や、検索できる状態になっているか、検索における問題が発生していないか等を知ることができます。

ウェブマスター ツールとは - ウェブマスター ツール ヘルプ
https://support.google.com/webmasters/answer/4559176?hl=ja


そのため、WebサイトやBlogを運営する上での重要であり貴重な情報について、情報を得ることができます。



検索クエリデータの保存期間は過去90日分

Google ウェブマスターツールで得ることが出来る重要な情報の 1 つに、検索トラフィックの検索クエリのデータが挙げられます。

検索トラフィックの検索クエリのデータでは、Google検索にて自分自身が所有するWebサイトやBlogのページが、どのような検索キーワードで検索されていて、何回検索結果に表示され、そのうちどのくらいクリックされたのか知ることができます。

また、Google 検索結果における検索結果の平均掲載順位を知ることができます。


昔は同じく Google が提供する、Webサイトや Blog のアクセス解析ツールである「Google Analytics」でも、検索エンジンからどのようなキーワードで Web ページにアクセスされたのかを知ることが出来ました。

しかしながら、Google 検索の検索結果ページの SSL化(https による接続)によって、どのような検索キーワードでアクセスしているのかを知ることはできなくなりました。

GoogleアカウントにログインしていないユーザーにもSSL検索が強制適用、(not provided)が100%になる日は近い!? | 海外SEO情報ブログ
https://www.suzukikenichi.com/blog/google-enforces-ssl-search-even-if-you-are-not-logging-in-google-account/


そのため、Google ウェブマスターツールから得られる検索トラフィックの検索クエリのデータは大変貴重なものです。


さて、その検索トラフィックの検索クエリのデータですが、取り扱う上で重要な注意点があります。

それは、トラフィックの検索クエリのデータの保存期間は過去 90 日分までということです。

検索クエリ - ウェブマスター ツール ヘルプ
https://support.google.com/webmasters/answer/35252?hl=ja

履歴データは過去 90 日まで表示できます。ただし、閲覧できるのは過去 30 日間の変更データのみです。

そのため、過去 90 日よりも前のデータはどんどん消えていってしまっています。

さらに、そこに記載されているように変更データは過去 30 日分しか見ることができません。(変更データは過去 30 日分 にて後述)


検索クエリデータ:昔は過去 30 日分しか保存されていなかった

このトラフィックの検索クエリのデータですが、昔は過去 30 日分しか保存されていなかったようです。


Google Groups
Google プロダクトフォーラム › ウェブマスター ヘルプ フォーラム ›
過去約30日間分より以前の検索クエリの期間を見るにはどうしたらよいでしょうか。 
https://productforums.google.com/forum/#!topic/webmaster-ja/PAXkYDVewhA


2012年5月ごろから、トラフィックの検索クエリのデータの保存期間が過去 30 日分から、過去 90 日分へ変更されたようです。

Googleウェブマスターツール、過去90日分の検索クエリを確認可能に | マイナビニュース
http://news.mynavi.jp/news/2012/05/09/035/


検索クエリデータ:今後はさらに保存期間が伸びる?

検索クエリデータの保存期間を 1 年間に拡大する計画があるようです。

Google、ウェブマスターツール「検索クエリ」の期間を1年に延長予定 | 海外SEO情報ブログ
https://www.suzukikenichi.com/blog/google-will-extend-search-queries-in-webmaster-tools/


その記事が記載されたのが 2013年9月9日ですが、現時点(2015年2月16日)ではまだ検索クエリデータの保存期間は 90 日間です。

情報から 1 年半経過していますが、まだデータの保存期間が延長されるという話は私が知る範囲では聞いたことがありません。


検索クエリデータの保管方法

せっかく蓄積された検索クエリのデータですから、そのまま消えていってしまうのはもったいないというものです。

検索クエリのデータが残っていれば、長期に渡っての Web サイトや Blog への検索流入の傾向を統計的に知ることができます。

Googleの検索結果のページは様々な条件を基に決定づけられている上に、時々その条件付けのアルゴリズムが変更になりことがあります。

そのため、検索結果にどのページがどの検索ワードで、何番目に表示されるかといった情報を長期にわたり蓄積することで、より多くの人に見てもらえるページを作る上でのヒントを、経験則に頼るのではなくデータを根拠として知ることが出来るようになります。(勿論、有益な情報をWebサイトやBlogなどで提供することが前提ですが。)


トラフィックの検索クエリのデータとして保存できるデータ

「上位のクエリ」と「上位のページ」という二つの区分

まずは「上位のクエリ」と「上位のページ」という二つの区分があります。


上位のクエリでは、検索に使われたキーワードを基準としたデータを見ることができます。

上位のページでは、所有するページを基準とした検索のデータを見ることができます。


グラフデータとテーブルデータ

上位のクエリと上位のページではそれぞれにおいて、グラフデータとテーブルデータをそれぞれダウンロードすることができます。


なお、個々のクエリデータをクリックすると、個別のクエリデータに対する各Webページの表示回数などや、検索順位ごとの表示回数などのデータのテーブルをダウンロードすることができます。


ダウンロード形式

グラフデータとテーブルデータはそれぞれ、CSV 形式のデータとしてダウンロードするか、Google ドキュメント(Spreadsheet)のデータとして保存するかを選択することができます。


とりあえずデータを保存しておくという目的であれば、ダウンロード形式としてGoogle ドキュメントの形式で保存しておくとよいかもしれません。

通常、CSV で保存した場合には、現在ウェブマスターツールを操作しているパソコンなどの端末の記憶領域にデータが保存されます。

一方、Google ドキュメントの形式で保存すると、ウェブマスターツールへログインしている Google アカウントの Google Drive 内にデータが保存されます。


現在ウェブマスターツールを操作しているパソコンなどの端末の記憶領域にデータを保存した場合には、データの蓄積を考える上ではデータの適切なバックアップなどの維持管理の手間がかかります。

その点、Google アカウントの Google Drive 内にデータを保存しておけば、Google アカウントを維持している状態で、Google Drive のサービスが終了しなければ、ずっとデータを保持することができます。
(万が一、サービス提供側で予期せぬ障害が発生した場合には、データが消えないかどうかを保証することはできませんが。)


データ保存時の注意点

データの期間
データのダウンロードを行った時に保存されるデータは、現在表示されている期間のデータが対象です。

そのため、データを保存したい期間が選択されているかどうか、右上のデータの表示期間の開始日~終了日をチェックしてからダウンロードする必要があります。


フィルタ
データにフィルタが適用されていると、フィルタが適用された後のデータがダウンロードされます。

そして、ダウンロードした後のファイル内のデータやファイル名からは、フィルタが適用されているかどうかや、どんなフィルタが適用されているのかを知ることができません。

従って、保存したいデータにフィルタがかかっていないかどうかや、フィルタしたデータを保存したいのであれば、適切なフィルタが選択されているのかをチェックしてからダウンロードする必要があります。


なお、フィルタを適用しているのであれば、適用しているフィルタの名称などをファイル名などに含めておくと、後々データを扱う上では問題が発生しにくいと思います。

フィルタを適用していない場合も、明示的にフィルタを適用していないことを示すために、そのことをファイル名などに含めておくと、後々問題が発生しにくいと思います。


変動率付き
データを「基本」でダウンロードした場合と、「変動率付き」でダウンロードした場合では、ダウンロードしたデータに各項目の変動率のあるなしが変わってきます。
(変更データは過去 30 日分 で後述)

変動率付きでデータをダウンロードしたい場合には、変動率付きになっているかどうかをチェックしてからダウンロードする必要があります。


変更データは過去 30 日分

検索トラフィックの検索クエリのデータでは、基本のデータのほかに「変動率付き」のデータを見ることができます。

変動率付きデータでは、検索クエリのデータにおいて、表示回数・クリック数・CTR・平均掲載順位それぞれについて、前の期間と比較した場合の変化が記載されています。

「変動率付き」については、以下のページに詳しいことが記載されています。

検索クエリ - ウェブマスター ツール ヘルプ
https://support.google.com/webmasters/answer/35252?hl=ja

Google Groups
Google プロダクトフォーラム › ウェブマスター ヘルプ フォーラム ›
変動率の定義について 
https://productforums.google.com/forum/#!topic/webmaster-ja/HPpUHdglt4A


検索トラフィックの検索クエリのデータを「基本」でダウンロードした場合と、「変動率付き」でダウンロードした場合では、各項目の変動率のあるなしが変わってきます。

変動率をダウンロードしたデータに含めたい場合には、「変動率付き」でデータをダウンロードする必要があります。


そして、この変動率付きのデータですが、ウェブマスターツールのヘルプに次のように記載されています。

ただし、閲覧できるのは過去 30 日間の変更データのみです。

そのため、30 日よりも前の変更データは見ることができません。

検索トラフィックの検索クエリのデータを変動率付きで保存したい場合には、30 日よりも時間が経過する前にデータをダウンロードする必要があります。


履歴データを保持していない項目もある

ウェブマスターツール内には、履歴データを保持していない項目も多くあります。

例えば、WebサイトやBlogのページへのリンク元とそのリンクの数を記載した検索トラフィックのサイトへのリンクなどがあります。

それらは、過去の履歴データが無いため、情報の変化を見たり、記録したい場合には、毎日データをダウンロードして保存しておく必要があります。


まとめ

以上、ウェブマスターツールの注意点として、データの保存期間があることを記載しました。

是非、ウェブマスターツールを活用して、WebサイトやBlogなどの最適な運用が行えるようにしていきましょう!






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